【CHEF’S VIEW】バーニャカウダの美味しさ

CHEF'S VIEW

CHEF'S VIEW(シェフの視点)では、オンライン講座で取り上げる食材や調理法などをテーマに、伊崎シェフならではの視点で、美味しい料理に関する記事をお届けしています

ピエモンテの郷土料理

バーニャカウダ

日本でバーニャカウダというと、生野菜のスティックにつけて食べる、マヨネーズ的なディップと思われる方が多いかも知れませんが、バーニャカウダの本場、イタリアのピエモンテでは、この料理一品だけで夕食が完結するという、とても大満足のすばらしい料理で、日本の「鍋料理」と同じと考えてもいいほどです。

にんにくを牛乳で煮ることにより、臭みのなくなったホクホクとした旨味たっぷりのにんにくと、アンチョビの発酵食品としての深味、オリーブオイルの香りが調和したバーニャガウダソース。

野菜はもちろんのこと、魚や肉のソースとしてとても使いみちのひろいソースです。

もちろんパスタとからめるだけでも簡単に美味しい一皿ができます。

1カ月ほど日持ちがして、つくりおきのきくバーニャカウダソースですから、常備菜的にいつも冷蔵庫にあれば、野菜も魚も茹でてソースを添えるだけで、実に簡単に大満足となる料理をさっとつくることができます。

ちなみに、ピエモンテでは、バーニャカウダのシメは、ソースの残ったポットに生卵を落として、温めながらパンにつけて食べるという、鍋料理の雑炊的な食べ方をします。

ぜひ、一人ひとつポットを用意して、魅惑のバーニャカウダを手作りで美味しく召し上がってみてください。いつまでも食べ飽きず、美味しい野菜がたっぷり食べられ、ワインもすすむバーニャカウダ、作るのも決して難しくありません。

バーニャカウダ
バーニャカウダ
バーニャカウダ
バーニャカウダ
バーニャカウダ

2月オンライン講座

2月のオンライン講座では、「バーニャカウダ」を取りあげます。

今回は、生野菜と茹で野菜の2種類のバーニャカウダソースの食べ方をご紹介します。

冬野菜をたっぷり美味しく食べられるレシピですので、ぜひこの機会に伊崎シェフから直接習ってみてください。きっと美味しいバーニャカウダソースが作れるようになると思います。

皆さまのご参加、お待ちしております!