パーティー料理
シェフの料理教室(2017年12月)
パーティー料理と言うと、ホテルのビュッフェの様な、一口サイズに分けた小さな料理を大皿に沢山盛りつけ、旗を立てるなど演出するものをイメージしますが、今回ご紹介する、家庭で作るパーティー料理は、大きなポーションで豪快に盛り付けし、華やかさを出す料理です。そのための調理のポイントは、例えば取り分けしやすくするための魚の包丁の入れ方だったり、盛り付けの仕方だったりしますが、いずれも簡単で豪華に仕上がりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
ブロッコリーロマネスキはカリフラワーに似た野菜で、通常は房に分けて茹でるのが一般的ですが、美しいらせん形を生かすため、丸ごと茹でて、アンチョビソースをかけ提供します。一緒に添える野菜は、今回は紅芯大根を使いましたが、紅くるり大根や赤カブなど、赤っぽいものを添えると、華やかさが一段と増します。
イタリアの一般的なパーティー料理で、きゅうりのピクルスと茹でたじゃが芋、にんじん、グリーンピースをマヨネーズで和え、お皿の形に合わせて台形に盛り付け、からしマヨネーズのソースで全体をコーティングし、茹で卵とオリーブで飾り、豪華さを演出します。盛り付ける際は、お皿の形に合わせて、例えばオーバルであれば、楕円の台形に、四角いお皿であれば、四角い台形にして盛り付けてください。
ポレンタはとうもろこしの粉を練った料理で、冷やし固めたものをグリルしたり、フライにしたりして、イタリアではどちらかと言うと付け合わせとして食べるのが一般的ですが、今回は練った状態の熱々のポレンタにチーズを重ね、とろとろふわふわの状態でポレンタを味わう料理です。
魚一尾丸ごとをローストしてそのまま提供し、皆んで取り分けながら食べる料理です。魚にきちんと切り目を入れておくことで、綺麗に取り分けられます。
木の幹の形をしたイタリアでクリスマスに食べる伝統的なロールケーキです。マスカルポーネチーズと生クリームにチョコレートを加えます。木の幹をイメージしているので、きっちりきれいに仕上げる必要がなく、ごつごつした感じで簡単に仕上げができます。
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