【CHEF’S VIEW】イタリアの食文化「ピアットウニコ」

CHEF'S VIEW

CHEF'S VIEW(シェフの視点)では、オンライン講座で取り上げる食材や調理法などをテーマに、伊崎シェフならではの視点で、美味しい料理に関する記事をお届けしています

ピアットウニコ

イタリアの一皿料理

「ピアットウニコ」、ワンプレートディッシュのイタリア語です。

メイン料理にサラダ等々、いろいろな料理が1皿に盛り付けてあるものを想像されると思いますが、イタリアでいうピアットウニコは、単純にメイン料理とパスタを1皿に盛り付けたもので、いろいろな料理は盛り付けられていません。

基本的には、肉を煮込んだソースでパスタを和えて、煮込んだ肉と同じ皿に盛るというもので、違う味の料理を盛り付けるわけではありません。

イタリアのレストランのメイン料理には付け合わせの野菜を一緒に添えるということはあまりなく、肉がドォーンと皿にもられ、それとは別の料理として、付け合わせのジャガイモ料理とかサラダなどを注文します。食べ物に対しての考え方なのでしょうが、別の味が混ざるのが好きではないんでしょうね。

そんなわけで、まったく別の味付けのものを組み合わせるピアットウニコは少なく、ピアットウニコといえども、一皿の料理として完成しているわけなのです。

とはいえ、一皿でパスタもメインも食べることができるとは、なんと素敵で気楽なんでしょう。

そんなピアットウニコ、今月のオンライン講座では、アラビアータソースを使ったメイン料理「豚ロース肉のピッツァヨーロ風」と、パスタを味わう「白ごまとパクチーのスパゲッティ」です。ピアットウニコにもできる、2種類の料理を取り上げてみました。

肉料理のほうは代表的なイタリアンですが、パスタはシェフのオリジナル。
味の違いはありますが、同じアラビアータソースを使っているので、一緒に食べても、すんなりとお腹におさまっていきます。

2つの料理ですが手間は半分!

ささっと簡単につくれて、とても豪華なワンプレートディッシュが作れます。

メイン料理とパスタ料理を手軽につくることができますので、忙しい方や食いしん坊の方、普段の食事をレベルアップしたい方に大変オススメです。

4月のオンライン講座

4月のオンライン講座は、アスパラや空豆など、春の野菜をオリーブオイルと塩で蒸し煮にした代表的な春のローマ料理「ヴィーニャローラ」、そして伊崎シェフのスペシャリテ、辛いトマトソースをベースにした「白ゴマとパクチーの辛いトマトソース スパゲッティ」、の2つをご紹介します。それぞれベースとなるソースですので、その活用として、展開料理も合わせてレッスンします。

この機会にぜひ伊崎シェフから直接習ってみてください。美味しい料理が作れるコツや工夫が満載です。

皆さまのご参加をお待ちしております!