＼伊崎シェフお悩み相談／

伊崎シェフこんにちは。

我が家では、クリスマスにはローストチキンを近所のスーパーで予約し、毎年買っています。

ローストチキンを買ってくるのと、家で作るのとではどのような違いがありますか？

よろしくお願いいたします。

＼伊崎シェフがお答えします／

違いは大きく三つあります。

一つ目は、材料となる鶏の質です。
二つ目は、添加物の有無です。
そして最後は、時間の経過に伴う味の劣化です。

スーパーなどで売られているローストチキンは、値段が安く質もあまり良くない鶏が使われていることが多いです。

家庭で作る場合は、銘柄鶏や地鶏など、飼育方法や味のしっかりとした鶏をご自身で選ぶことができます。

値段もローストチキンを買うのも地鶏を買うのもそれほど大きな違いはないと思います。

家で作る場合は、塩とハーブなどの調味料だけで作りますが、市販のローストチキンは味付けも濃く、更に添加物やうま味調味料などが使われることが多いです。

元々安い材料で、肉自体の味があまりないものを使ったり、日持ちをさせるために、本来必要のないものが沢山使われています。

味についても、家に持って帰って温め直して食べることが前提となるので、温め方により味も大きく変わり、また時間が経つと、水気や油気や味も変わり、焼き立てに比べれば当然味は劣ってきます。
それをカバーするために使われている添加物もあります。

ローストチキンは見た目ほどに手間はかからず、豪華で焼き立てが味わえます。
野菜と一緒に焼けば、バランスの良い大満足のローストチキンになります。

安全で美味しい手作りのローストチキン。
ぜひご家庭でも作ってみて頂きたい一品です。

今月のオンライン講座は、ホームパーティやクリスマスなど、食卓を華やかに、にぎやかにしてくれるオーブン料理を今月のオンライン講座で取り上げます。

見た目も豪華で前菜にも主菜にもなる「秋鮭のパイ包み焼き」と、パーティの主役になる丸ごと一羽の「地鶏とじゃがいものロースト」の2つをレッスンします。

この機会にぜひ伊崎シェフから直接習ってみてください！