【伊崎シェフのお悩み相談】毎日の献立

伊崎シェフお悩み相談

この記事は、皆さまからお寄せ頂いた料理や食にまつわるお悩み相談を伊崎シェフならではの視点でお答えするコーナーです。

毎日の献立をどの様に考えていけば良いでしょうか?

こんなお便りを頂きました。

こんにちは。
いつもオンライン講座ありがとうございます。

日々の食事作りについて教えて下さい。

毎日手作りで安心して美味しい食事をつくりたいと思っていますが、時間の制約があって、なかなか思うように作れていません。

特に夕食は一番の悩みで、夕方になると「今夜の献立は何にしようか」と、いつも頭の中がいっぱいになり、スーパーの売り場を行ったり来たりして、なかなか献立が思いつきません。
お惣菜をつい買ってしまった日などは、罪悪感にさいなまれます。

毎日の献立をどの様に考えていけば良いでしょうか?

よろしくお願い致します。

伊崎シェフがお答えします!

季節の野菜を献立に1~2つ加え、単純な調理以上の味わいを作り込みましょう

毎日のごはん、献立を考えたり買い物をしたり、いろいろと大変ですよね。

元気な身体をつくるのは毎日の食事、きちんとした材料をつかい、その味や特性を活かし、食べる人のことを思い作るのですから、時間がないと特に頭が整理できず、献立に困惑してしまうのではないでしょうか?

そのような時、毎日の献立づくりで一番大事なことは「作り手の納得感」だと思います。

ある程度のところで、ご自身が納得していくことがとても大切で、それによってストレスを減らせていけるのではと思います。

では、どうやって納得感を得るのかというと、一番のおすすめは、季節のもの、特にその時季に一番美味しい旬の野菜を使い、1つ〜2つ献立に加えてみることです。

特に野菜などの生鮮食品は、その名のとおり鮮度が一番ですので、なるべく近郊のものがよいかとおもいます。

今でしたら、ナスやパプリカ、ズッキーニが店先で多く並んでいますのて、そう言った野菜の旬を献立に取り入れ、単純な調理以上の味わいを作り込んでみて下さい。

そしてもう1つ、納得感に加えて満足感を出すやり方として、料理の「仕込み」をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

今月のオンライン講座でも取り上げるゆで肉など仕込み料理を使えば、献立作りがぐっと楽になりますし、出来上がった料理の味や見栄えなども格段に良くなります。

そして、料理作りがストレスになってしまわないように、一緒に食べる人は作ってくれた人に「ありがとう、美味しかった」と伝える事もとても大切です。

6月のオンライン講座

「常備菜としての茹で豚と茹で鶏」は、ゆで肉として料理をあらかじめ仕込むことで、手間もかからず、展開がしやすい、毎日のお助け食材です!

ふっくらしっとり仕上がった茹で肉を使えば、冷菜からメインまで様々な料理を短時間で作ることが出来ます。

料理を作る手順だけでなく、素材の切り方や火加減、美味しく仕上げるポイントなど、伊崎シェフならではのプロの視点が学べます。

応用力アップにもつながる茹で肉講座第2弾。皆さまのご参加、お待ちしております!