【伊崎シェフのお悩み相談】時間がなくても満足できる夕食づくりは?

伊崎シェフお悩み相談

この記事は、皆さまからお寄せ頂いた料理や食にまつわるお悩み相談を伊崎シェフならではの視点でお答えするコーナーです。皆さまに役立つワンポイント情報をお届けしています!

時間がなくても満足できる夕食づくりとは?

先日、こんなお悩み相談のメールを頂きました。

「伊崎シェフ、こんにちは!

いつもオンライン講座、ありがとうございます。オンライン講座で習ったパスタを良く作る様になりました。家族にいつも美味しい!と沢山リクエストをもらう様になりました。ありがとうございます。

今回、夕食の献立について悩んでいるのでアドバイスを頂きたくメールしました。

悩みというのが、パスタと一緒に作る副菜についてです。

パスタの場合、同時に作れるメニューがなかなか思いつかず、サラダとパスタといった夕食としては少し寂しい献立にいつもなってしまいます。

副菜をきちんと作りたいのですが、作る手間や2つしかないコンロの使い方などを考えると、どうしてもそれに見合う献立が考えられません。

時間にそこそこ余裕があったり、下ごしらえなど事前に出来ればいいのですが、仕事をしている事もあり、夕方の遅い時間からでもパスタとそれ以外の副菜をきちんと作れるようになりたいです。

お惣菜なども買わずに手作りしたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?」

さっと展開できるソースを活用しましょう

伊崎シェフがお答えします!

まったく別の料理となると、時間も手間もかかってしまいますね。

一番良い方法は、 共通的に使えるもの、例えばベースとなるソースを活用することで、2品の料理がとても短時間で手軽に作れるようになります。

ソースをベースとした展開料理のポイントは、①食材を変える、②ソースにハーブなど味に変化を加える事です。

例えば、4月のオンライン講座で取り上げる辛いトマトソースでは、①の食材を変えるポイントとして、パスタと豚ロースを使いますし、②の味に変化を加える点では、パスタではパクチーと練りごま、メイン料理ではオレガノといったハーブを使い、ベースは同じでも、それぞれ食材や味に変化をつけています。

さらに、パスタとメイン料理を1皿に盛り付ける「ピアットウニコ」であれば、1皿盛りの利点を活かし、味付けの共通点がある2品をソースが混ざった時でも大変美味しく食べることができます。

パスタのソースとして知られる「辛いトマトソース(アラビアータ)」は、基本的なソースですので、パスタ以外にも魚料理や肉料理、野菜料理と、少しアレンジしてさまざまな料理に展開できるので、大変オススメです。

パスタを茹でる時間プラスアルファで、パスタともう一品の2品が気軽にでき、2品目の食材は、例えば豚ロース肉だけとか、今の時期でしたら桜鯛や甘鯛など、切り身1種類さえ買えば、気軽にさっと作ることができます。

辛いトマトソースをベースにして、パスタ料理とメイン料理にチャレンジしてみてください。

4月のオンライン講座

今月のオンライン講座では、辛いトマトソースを使い「白ごまとパクチーのスパゲッティ」と「豚ロース肉のピッツァヨーロ風」をレッスンします。

この機会にぜひ伊崎シェフから直接ならってみてください。目からウロコの発見がたくさんです。皆さまのご参加、お待ちしております!