dancyu 伊崎シェフ絶品鍋料理

dancyu 伊崎シェフ絶品鍋料理

素材を活かす鍋料理

「dancyu 何度でも作りたい絶品鍋 101レシピ」

料理店のシェフや料理研究家の方など、55人の鍋レシピが取り上げられた特集本です。

日本の鍋料理なので、レシピのほとんどが和食で、イタリア料理は伊崎シェフの「魚介と冬野菜のトマト鍋」のみ。

「イタリアンで鍋のようなものはありますか?」と聞かれ、考えたのがこのメニューです。

鍋料理とは何かと考えると、みんなで卓上の鍋を囲み、スープで具材を煮込みながら熱々を食べる料理。

「調理」=「料理」とも言える鍋の最大の利点を活かし、トマトとオリーブオイルの風味と、鍋の楽しさをとことん活かせる、冬の時季に美味しい鍋料理レシピをつくりました。

イタリア料理において、肉と魚を一緒に煮込むことはあり得ませんので、短時間で煮てスープも具材も美味しいとなれば、必然的にメインは魚介。

イタリア料理と言えば、ズッパ・ディ・ペッシェという、魚介のトマトスープ煮がありますから、それをアレンジして完成!

美味しく仕上げるために、スープと具材のそれぞれの美味しさが引き立つ調理法となっています。

そのため、魚介や冬野菜(煮込んで美味しい根菜)をどう下処理しておくかが、一番のポイントとなります。

そして、鍋と言えば、最後の〆。

リゾットにするのはつまらないので、茹で時間が早いパスタ、カッペリーニを使い、鍋に残った具材の出汁や味がたっぷりのスープでパスタを茹でて、スープを全てパスタに吸わせてしまうという、旨味がたっぷりのシメのパスタです。

撮影は、いつも通りぶっつけ本番。

カメラや編集の皆さんと、出来上がったイタリア鍋を楽しく食べた最後に、〆のカッペリーニを目の前で仕上げてお出しした時のみなさんの顔は、驚きと美味しさとで、見ているこちらも楽しくなる、あたたかい時間でした。

みなさんにもぜひ作ってみて頂きたいイタリアン鍋です。

日本の鍋料理ならではの調理の楽しさ、美味しさを実感して頂ける料理です。

12月のオンライン講座

寒い時期にぴったりの2品、年末のホームパーティーやお正月など、食卓を囲んでの特別な食事に大活躍、伊崎シェフ直伝「魚介と冬野菜のトマト鍋」と「キャベツと白菜のグラタン」です。

今年最後の締めくくり、年末年始にふさわしい冬野菜たっぷりのイタリア料理をぜひ伊崎シェフから直接習ってみてください。