かぼちゃを美味しく調理する

スーパー野菜 ビーツ

ビーツは地中海原産のヒユ科アカザ亜科フダンソウ属の野菜で、葉と根を食べる野菜です。

世界三大スープのひとつ、ロシアのボルシチで使われるビーツは、真っ赤な野菜としてアメリカやイタリアなどヨーロッパでは日常的に食べられていますが、日本ではまだ馴染みが薄い野菜ではないでしょうか。

今から20年ほど前は、ビーツは輸入ものがほとんどで、状態も決して良いとは言えないものが多かったのですが、現在は、国内の栽培が盛んになり、一般的なスーパーでも新鮮な生のビーツや熟成ビーツ、加工してパウチに入った茹でビーツまで、手に入りやすくなりました。

ビーツは、栄養がとても豊富な野菜で、血圧を下げるカリウムや、お腹の調子を整える食物繊維・オリゴ糖をはじめ、抗酸化作用のポリフェノール、血流改善の硝酸イオン、鉄分、肝臓に脂肪がたまらないようにする成分ベタイン、健康な肌を維持するのに大切なビタミンB6や葉酸といった、身体を整えてくれる栄養素がたっぷりの万能野菜です。

また、ビーツはてんさい糖の原料「ビート」と同じ仲間なので、甘味はイチゴと同じくらいあり、加熱すると甘みが増すため、加熱料理や茹でて食べると大変美味しい野菜です。

加熱する場合は、ビーツの栄養素が損なわれないように調理をすることが大切になります。

特に下準備として、皮をつけたまま、まるごと加熱する方法は大変おすすめです。
ビーツのもつ栄養素だけでなく、旨味をぎゅっと閉じ込めることができます。

今月のオンライン講座では、ビーツのオーブンベイクと、それをまるごと調理しビーツの色合いを活かしたサラダを2種と、暑い時期ならではの冷たいスープをご紹介いたします。

栄養たっぷりで、鮮やかな色合いで食卓を華やかにしてくれる野菜として、注目が集まるビーツ。

皆さまのご家庭でもぜひ取り入れて頂きたいスーパー野菜です。

8月のオンライン講座

伊崎シェフに習おう!旬の野菜たっぷりのイタリアン 。今月のテーマ野菜は、夏が旬の野菜「かぼちゃ」と「ビーツ」。

調理法だけでなく、美味しいカボチャやビーツの選び方など、プロならではの食材の選び方や、伊崎シェフの野菜に対する細やかな視点もじっくりと学べます。

ぜひ皆さまの食卓を、旬の野菜たっぷりのイタリアンで楽しんで頂けたらと思います。

皆さまのご参加、お待ちしております!