魚介と冬野菜のトマト鍋

魚介と冬野菜のトマト鍋

日本の冬の代表料理と言えば「鍋」。

数限りないくらい、種類が豊富な鍋料理ですが、基本的には2種類。
ベースとなるスープにしっかりと味をつけるか、つけないかというところでしょうか。

スープにしっかりと味をつける鍋と言えば、石狩鍋やきりたんぽ鍋、味をつけない鍋は、寄せ鍋や湯豆腐など。

スープに味を付けずに煮込む鍋の場合、タレの味がしっかりしていれば、失敗することはあまりないかと思いますが、スープにしっかり味を付ける鍋の場合は、注意してかからなければ、ただのごった煮、メリハリのないぼんやりした鍋になってしまいます。

例えば、ベースとなるスープの味が強すぎて、具材の味がぼけてしまったり、スープと具材の組み合わせが良くないと、味が単調で食べ飽きてしまったり、具材の煮込み加減が良くないと、固くて味がしみていなかったり、逆に煮込み過ぎて味がなくなったり。

また、追加で煮込む具材の下準備が良くないと、スープが薄まり過ぎたり、なかなか煮えなかったりと、鍋をきちんと美味しく完成させるには、いくつかのハードルを越えていく必要があります。

今月のオンライン講座「魚介と冬野菜のトマト鍋」は、スープに味を付けて煮込む鍋料理で、ベースとなるスープの濃度や味わいは、具材を煮込んだ時に最上となるように下準備が必要ですし、具材、特に根菜類などの冬野菜は、それぞれの野菜によって処理の仕方は異なりますので、そのポイントを押さえることが大切です。

ポイントが分かれば、手間はさほどかかりません。
出来上がって食べる時のスープと具材の味を想像しながら用意すれば、魚介の旨味と根菜の滋味をたっぷりと吸い込んだ、この上なく美味しい鍋が作れるようになります。

12月のオンライン講座

寒い時期にぴったりの2品、年末のホームパーティーやお正月など、食卓を囲んでの特別な食事に大活躍、伊崎シェフ直伝「魚介と冬野菜のトマト鍋」と「キャベツと白菜のグラタン」です。

今年最後の締めくくり、年末年始にふさわしい冬野菜たっぷりのイタリア料理をぜひ伊崎シェフから直接習ってみてください。